リンクの否認ツールとは

リンクの否認ツールについて解説します。

リンクの否認ツールとは

リンクの否認ツールとは自分のサイトへ貼られているリンクが信頼できない場合に、指定したリンクを無効化する(nofollowリンクと同等に扱う)ことができるツールです。

信頼できないリンクは次のようなケースが代表的です。

  • スパム目的で貼られたリンク
  • 広告目的で貼られたリンク

※いずれもnofollowやsponsoredなどの属性が付与されていれば問題なし。

通常、Googleは信頼できないリンクを自動的に無効化するため、リンクの否認ツールは積極的に使用するものではありません。

しかし、信頼できないリンクが膨大でGoogleの手動による対策を受ける可能性が高い、あるいは現在手動対策を受けているケースでは、リンクの否認ツールを使用します。

リンクの否認ツールはリンクを無効化する非常に強力なツールのため、誤った使用をしないように注意しましょう。

リンクの否認ツールの利用方法

リンクの否認ツールを使用するには、リンクの否認リストの作成、URLプレフィックスプロパティでのSearch Console登録が必要です。
(ドメインプロパティでのSearch Console登録では、現在サポートされていません)

リンクの否認リストの作成

はじめに否認リストの作成です。

テキストファイル(.txt)に否認したいURLを1行づつ掲載していきます。

ファイル容量などのの条件は以下の通りです。

  • ひとつのURLの最大長:2,048文字
  • URL行数:100,000行
  • 最大ファイルサイズ:2MB

その他、次のような使用例もあります。

・「domain:ドメイン名」でサブドメイン含むドメイン単位の否認も可能(ディレクトリ単位は不可能)

(例)example.comのドメインを否認する場合

domain:example.com

・日本語ドメインの場合はピュニコード変換を行って記述

(例)「https://日本語ドメイン.net/example.html」を否認する場合

https://xn--eckwd4c7c5976acvb2w6i.net/example.html

・#でコメントを付けることも可能
再審査リクエストの際には、リンクの削除依頼を行った経緯などを#を付けて記載することが推奨されます。

(例)

domain:example.com
#20XX年5月◯◯社からリンクを購入。20XX年12月にリンク解除の依頼をお願いしましたが、一部剥がせないリンクがあり否認しています。

否認リストのアップ方法

登録後、リンクの否認ツールにアクセスします。

・リンクの否認ツール
https://search.google.com/search-console/disavow-links?hl=ja

作成したファイルをアップロードします。

アップロードすると否認したドメイン数URL数が画面上に記載されます。
ファイルに記述したドメイン・URL数と合致しているかどうかをきちんと確認しましょう。

記述にエラーがあるような場合はエラーメッセージが表示されます。

エラーの際にはエラーメッセージの案内に沿ってファイルを修正しましょう。

リンクの否認ツールの効果測定

否認するURL・ドメインをファイルにアップ後、当該のURLにGoogleが再クロールして否認の処理が始まります。
再クロールされるまで否認はされないので、場合によっては否認の処理が数週間かかることもあります。

また、Search Consoleの外部リンクには否認したリンクも表示されるなど、リンクの否認ツールの効果測定自体はユーザーから確認する術はありません。

リンクの否認ツールの更新、削除

否認ツールは更新・削除もできます。

更新(上書き)

URLやドメインの追加、あるいは、過去に否認したURLやドメインを一部削除するなど、上書きをすることで対処可能です。

上書き後のURLやドメインについては再クロールして否認の処理がされます。

削除

否認ツールの使用をやめる場合にはメニューにある「否認をキャンセル」をクリックすることでリストの削除が可能です。

更新と同様に再クロール後に否認のキャンセル処理が行われるため、処理までに時間がかかる可能性があります。

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